Parametric Elements
Example Problems-2

■例題の計算■
ここで取り上げている問題では、三角形要素で用いた時と同じ計算領域と境界条件を使います。三角形要素との精度の比較ができますからね。念のためにもう一度、領域と境界条件を下に示します。

それでは早速、プログラムを実行してみましょう。その前に、入力データを作成する必要があります。 SETFEM4.FORを実行するとデータファイルFEM04INPUT.DAT、FEM4Q.FORのメモリー制御用の ファイルPARAM.DAT要素分割の状況を示す ファイルELEMENT4.OUT を作成します。
プログラムの実行中、NEXとNEYの入力を要求してきますので、共に2をキーインして下さい。NEXとNEYは、それぞれ、x軸方向とy軸方向の要素の数を意味します。NEX=2とNEY=2とすると、下図に示す様に、領域は4つの要素に分割されます。ELEMENT4.OUTを表計算ソフトのエクセルに読み込ませスペース区切りのデータと認識させれば散布図で同様な図が得られます。

その後、FEM4Q.FORを実行するとSOLUTION.FEM と計算結果のみを書き込んだSOLUTION.BINというバイナリーファイルが作成されます。このバイナリーファイルは、後ほど紹介するグラフィックプログラムが読み込みます。ファイルSOLUTION.FEMには、入力データのエコーと節点での温度が計算結果として出力されています。

計算結果の温度を分布図として表現したいことがあります。プログラム GRA4FILE.FOR を実行してみて下さい。すると、プログラムがファイルTEMPERAT.OUT を出力します。このファイルを表計算ソフトのエクセルに読み込ませ、データタグでスペース区切りと指定すると2列データになります。これを散布図としてグラフ化すると下図が得られます。下図は、NEX=20とNEY=20で作成しました。

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